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- 2020.01.03 Friday
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もったいない文化の金継ぎは、日本の修理修復の美術工芸技術です。
壊れた陶磁器に金継ぎの金蒔絵を施し、傷跡を一つの文様、更には、美しい景色と見立てて再生した陶磁器を、より慈しんで愛好するという日本独特の文化なのです。
漆の伝統技法を生かした「金継ぎ」は単なる陶器の修理に止まらず、芸術の域にまで達した陶磁器の再生技法です。
[金継ぎ] 古伊万里 色絵皿
[金継工程] 黒漆下地(裏)
気に入って愛用している古伊万里色絵皿です。
2011年3月11日東北地方太平洋沖地震の三日前の日に、偶発的にテーブルから落ちて粉々に割れてしまった二個の古伊万里色絵皿の、もう一つの皿です。
今、思い返すと、地震の予告だったのでしょうか?
あまりに割れ方が酷いので、なかなか金継修理をする気持ちが湧きませんでしたが、気に入っていたものなので、今年、やっと純金蒔絵を施して再生しました。
傷だらけですが、[金継ぎ]色絵皿に独特の美を感じるのは私だけでしょうか?
金継宗家 宗匠 塚本将滋(尚司)
金継宗家 金継教室 http://urushiart.com/schoolroom.html
金継工房 http://urushiart.com/kintsugikoubo.html